通訳案内士試験の参考書と問題集top
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矢印通訳案内士試験対策の参考書&問題集【外国語】

矢印通訳案内士試験対策の参考書&問題集【地理・歴史・一般常識】
通訳案内士は、英検やTOEICなどに比べると、はるかに知名度は低いものの、語学に関する資格試験の中では唯一の〝国家試験〟として位置付けられており、業務独占資格でもあります。

※ 業務独占資格とは、資格が無ければ特定の業務を行ってはいけないということ!【違反者は、各法令によってペナルティーがあります。通訳案内士の場合は50万円以下の罰金!】
通訳案内士法より一部抜粋

第2条:通訳案内士は、報酬を得て、通訳案内(外国人に付き添い、外国語を用いて、旅行に関する案内をすることをいう。以下同じ。)を行うことを業とする。

第3条:通訳案内士試験に合格した者は、通訳案内士となる資格を有する。

第36条:通訳案内士でない者は、報酬を得て、通訳案内を業として行つてはならない。

第37条:通訳案内士でない者は、通訳案内士又はこれに類似する名称を用いてはならない。

第40条:次の各号のいずれかに該当する者は、50万円以下の罰金に処する。
     ③ 第36条の規定に違反した者

第41条:次の各号のいずれかに該当する者は、30万円以下の罰金に処する。
     ③ 第37条の規定に違反した者
日本に訪れる外国人旅行(観光)者は、年々、増加傾向にあり、政府も訪日外国人旅行者をさらに増やそうと、様々なプランを立て推し進めていることから、今後、通訳ガイドに対する需要は増えるであろうといった意見も聞こえてきますが、ここ数年の試験データを見る限り、通訳案内士試験の受験者数は伸び悩んでいました。

ところが、平成26年度以降、受験者数はうなぎ上りで、平成28年度試験では平成25年度試験の約3倍(英語・中国語選択者が顕著)もの受験者数となっています。

この背景には2020年度に開催される東京オリンピックの影響が大きいと思われますが、オリンピック後も、この人気を維持できるのかどうか、今後の動向に注目したいところです。
訪日外客数の推移
総数 伸率
H23 6,218,752 -27.8
H24 8,358,105 34.4
H25 10,363,904 24.0
H26 13,413,467 29.4
H27 19,737,409 47.1
試験結果:英語選択者
受験者数 合格者数 合格率
H24 2,991 398 13.3%
H25 2,885 892 30.9%
H26 5,352 1,422 26.6%
H27 8,491 1,822 21.5%
H28 8,427 2,006 23.8%
通訳案内士試験については、受験経験者の体験談や勉強法に関する情報は、それほど多く入ってきませんが、日本政府観光局(JNTO)のサイトなどで通訳案内士試験の過去問題(問題と解答)が公表されているため、本試験問題の内容やレベル(難易度)については、とりあえず把握することができます。

後は、いかにして試験対策を行い、合格レベルの実力を身に付けるかです。

試験合格を目指す受験者の中には、独学で試験対策を行っている方も少なくないかと思われますが、通訳案内士試験対策向けに販売されている市販教材(参考書・問題集)には、どのようなものがあるのか、ザッとまとめておくので、資格に興味のある方は少し参考にしてみてください。


通訳案内士試験対策の参考書&問題集 【外国語】

外国語についての筆記試験は、下記一覧表に示した10ヵ国語から1ヵ国語を選択することになりますが、通訳案内士試験対策向けに作成された参考書問題集に関しては、どうやらすべての外国語において充実しているわけではなさそうです。
■英語 ■フランス語 ■スペイン語 ■中国語 ■ポルトガル語
■ロシア語 ■ドイツ語 ■韓国語 ■イタリア語 ■タイ語
特に受験者が多い英語に関する教材は、他の外国語に比べれば、比較的、充実しているといえます(決して多くはない…)が、他の外国語に関して、問題集の数は限られているため、選択の余地があまりないというのが現状です。
英語
英語
中国語
韓国語
フランス語
スペイン語

通訳案内士試験対策の参考書&問題集 【地理・歴史・一般常識】

日本語による筆記試験(「日本地理」「日本歴史」「一般常識」)に関しては、試験対策向けに作られた市販の参考書問題集の数が少なく、選り好みするほど充実していません。

しかし、日本に関する地理や歴史、一般常識に関しては、一見、出題範囲が広すぎるようにも思えますが、過去問を振り返ってみると、本試験で狙われやすいポイントというのは、ある程度絞ることができそうです。

そこで、まずは過去問題を中心に学習し、本試験の選択肢に挙げられているようなキーワード(正解、不正解問わず)は、一通り押えておくとよいでしょう。

※補足:通訳案内士試験対策用の参考書というわけではありませんが、内容によっては『世界遺産年報(講談社 MOOK)』なども役立ちます。