eco検定試験の合格率top
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年々、環境問題に取り組む企業は増えていますが、最近は企業だけでなく、一般市民の間でも関心をもつ人が増えています。

しかし〝環境問題〟というあまりにも漠然としたテーマなだけに、いったい何をどう学んだらよいのか分からない、そこからさらに一歩踏み込んだ行動を起こすまでには至らない・・・といった方も多いようで、そのような人も含めて、一人でも多くの方に関心をもってもらうキッカケを作れればと、東京商工会議所が2006年から始めた新たな試験制度が〝eco検定〟です。

eco検定は、毎年大勢の方がチャレンジしていますが、環境問題全般に関する幅広い知識が身に付いているかどうかを判定するための試験なので、一見、自分には合格は難しいのではないかと感じてしまう方も少なくないようです。

そこで、これまでの試験結果(合格率など)を振り返りながら、eco検定試験の難易度について、少し客観的に分析してみたいと思います。



eco検定試験:合格率の推移状況を知ろう!

eco検定は、2007年度以降、年2回(7月と12月)実施されていますが、これまでの試験結果(受験者、合格者、合格率など)は次のとおりです。
出願者数 受験者数 合格者数 合格率
2006年 10月(第1回) 15,166 13,767 11,025 80.1%
2007年 7月(第2回) 10,942 9,817 5,059 51.5%
12月(第3回) 15,267 13,691 11,461 83.7%
2008年 7月(第4回) 16,426 14,983 11,942 79.7%
12月(第5回) 24,171 22,018 14,267 64.8%
2009年 7月(第6回) 27,582 25,208 16,431 65.2%
12月(第7回) 34,403 31,330 21,987 70.2%
2010年 7月(第8回) 30,146 27,421 18,285 66.7%
12月(第9回) 29,374 26,742 18,487 69.1%
2011年 7月(第10回) 24,128 21,886 14,037 64.1%
12月(第11回) 23,077 20,766 13,821 66.6%
2012年 7月(第12回) 18,014 16,228 9,033 55.7%
12月(第13回) 18,065 16,067 8,598 53.5%
2013年 7月(第14回) 15,026 13,527 7,852 58.0%
12月(第15回) 13,319 13,319 8,417 63.2%
2014年 7月(第16回) 13,575 12,094 6,376 52.7%
12月(第17回) 14,642 13,059 6,342 48.6%
 2015年 7月(第18回) 13,264 11,871 7,390 62.3%
12月(第19回) 13,389 11,978 6,314 52.7%
 2016年 7月(第20回) 12,579 11,342 8,389 74.0%
12月(第21回) 11,458 10,162 6,821 67.1%
試験開始当初に比べると、合格率の方は、若干、下がっている印象を受けなくもありませんが、全体的にみると、非常に高水準(一時期は概ね50%台で推移していましたが、最近はやや上昇傾向)で推移していることが分かります。
eco検定試験:合格率推移グラフ
eco検定は、今のところ、あくまでも環境問題への関心を高めてもらうことが目的であり、落とすための試験ではないことから、環境問題に対する基本的な知識が広く身に付いてさえいれば、合格圏内に滑り込むだけの得点は稼げるように作られています。

また、本試験問題の大半は公式テキストからの出題となるため、問題自体の難易度は、それほど高くはありません。

このような理由から、eco検定の合格率は、毎試験、非常に高い水準で推移しているようです。




合格率からみたeco検定試験の難易度

先に示したデータ(試験結果)が物語っているように、eco検定試験の合格率は、非常に高い水準(60~70%前後)で推移していますが、この状況を少し違った点から分析した資料(合格率の変動)がこちらです。
H26年度 7月(第16回) 52.7% (-10.5)
12月(第17回) 48.6% (-4.1)
H27年度 7月(第18回) 62.3% (+13.7)
12月(第19回) 52.7% (-9.6)
H28年度 7月(第20回) 74.0% (+21.3)
12月(第21回) 67.1% (-6.9)

eco検定試験:合格率ポイント推移グラフ
上記推移グラフを見ると、必ずしも、毎試験、安定した数値で推移しているわけではなく、回によっては、非常に激しい動き(特に第3回(+32.2ポイント)・第20回(+21.3ポイント)の動きは激しい)を見せていることが分かっていただけるのではないでしょうか。

これはeco検定が〝絶対評価〟による試験制度を採用していることが少なからず影響していると考えられます。

そのため、この手の絶対評価試験(← 合格基準が事前に公表されている試験。逆に試験実施後に合格ラインを決める(調整)制度のことを相対評価試験と呼びます)においては、本試験問題の難易度によって合格者数が左右されやすいのですが、最近は、以前に比べると、その動き(増減の差)がやや激しい動きを見せているため、今後の推移に注目したいところです。
eco検定の合格基準
100点満点とし、70点以上で合格
ちなみに、問題の難易度によって合否が左右されやすいとはいえ、eco検定試験は、そもそも合格率自体が極めて高いため、公式テキストを中心に試験対策をしっかりと行っておけば、独学でも十分合格を狙えるはずです。




知っ得 !? eco検定試験対策の豆知識

eco検定に限らず、独学者にとって特に使用するテキストや問題集選びは、これから学習する上で非常に重要な意味をもってきます。

しかし、教材の向き不向きは個人差も大きいので、一概にコレがおススメ!とは断言できません。

そこで、市販の教材選びの際には、いったいどのような点に注意して比較したらよいのか、その主なポイントについていくつか挙げておきます。
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