貿易実務検定の問題集とテキストtop
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日本貿易実務検定協会が定期的に実施している〝貿易実務検定〟は、受験者の能力に応じて4ランク(A級|B級|C級)に分かれていますが、貿易実務に関する極めて基礎的な事項が出題される「C級」試験や中堅層の実務経験者を対象とした「B級」試験に挑戦する受験者が全体の9割以上を占めています。
H27 H28
申込者数 割合 申込者数 割合
A級 407 3.00% 299 2.2%
B級 3,179 23.5% 3,390 24.6%
C級 9,954 74.5% 10,071 73.2%
合計 13,540 100% 13,760 100%

貿易実務検定:申込者数の割合グラフ
そこで、特に受験者が多い「C級」試験対策向けのテキスト問題集をいくつかリストアップしておくので、貿易実務検定に興味のある方は少し参考にしてみてください。

※注:下記に紹介する参考書や問題集が、必ずしも試験対策に欠かせない必須教材というわけではありません。また、学習上、使いやすいと感じられる教材は、各受験者の能力(現時点での習熟度)や好み等で評価は変わってくるので、あくまで参考程度としてお受け止め下さい。

貿易実務検定:試験対策テキスト&問題集情報

貿易実務検定は、どちらかというと実務経験者向けの試験といえますが、C級程度のレベルであれば、未経験者だからといって、受験上、極めて不利になるといったことはありません(もちろん、実務経験はないよりもあった方がスムーズに取り組めますが…)。

また、最近はC級試験対策向けの書籍(テキスト問題集)も少しずつ増えているようなので、市販教材の利用を検討してみるのもよいでしょう。

※ ただし、市販問題集は、いずれの教材も収録されている問題自体が少ないのが難点!

ちなみに、主催団体である日本貿易実務検定協会は『図解 貿易実務ハンドブック』というオフィシャルテキストや本試験問題を収録した問題集などを販売しています。
3,672円
3,564円
※ 公式HPで販売している問題集の価格には正直、疑問が残ります。できれば入手しておきたい教材のひとつなので、価格をもう少し押さえてほしいところです。

これらの教材は、貿易実務検定C級試験に合わせて作られた公式テキストなので、初歩的な問題が出題されるC級試験においては、本書さえマスターしておけば、十分合格に必要な実力は身に付きますが、使い勝手に関しては賛否両論(実務経験がないと理解しづらい部分がある)なので、まずは初学者向けに作られた市販テキストなどで、貿易実務の全体像を把握してから取り組んだ方が理解しやすいという意見もあります。
1,728円
1,728円
2,376円
1,512円
1,620円
1,620円
2,808円
1,512円
また、貿易実務検定は、試験科目に〝貿易実務英語〟があるため、英語を苦手とする受験者の中には自分の英語力に不安を感じている方もいるようです。

しかし、貿易実務検定で求められる英語力自体は、それほど高くないので、英語検定3級レベルの問題がスラスラ解けるようであれば、十分対処できると思われます。

ただし、下記に示した出題例のように、専門的な単語が出題されるので、英語力に自信がある方でも、試験対策はしっかりと行っておきましょう!
次の用語の意味を下記から1つ選び、その記号を解答欄にマークしなさい。

1. Repeat Order 4. Unconfirmed Letter of Credit 7. Received B/L 10. Delivery Order
2. Validity 5. Total Loss Only 8. Sales Confirmation
3. Export Permit 6. House Air Waybill 9. Draft At Sight

(a) 全損担保 (b) 船積船荷証券 (c) マスター・エア・ウェイピル (d) 取消不能信用状 (e) 輸出申告書 (f) 船積指図書 (g) 期限付手形
(h) 荷渡指図書 (i) 一覧払い手形 (j) 売買契約書 (k) リピート (l) 販売確認書 (m) 受取船荷証券 (n) 貨物受取書 (o) 混載航空運送状
(p) 全損のみ担保 (q) 無確認信用状 (r) 輸出許可書 (s) 有効期限 (t) 追加注文

【第37回:C級試験より】