潜水士テキストと問題集top
法律・経営・経理・ビジネス法律・経営・経理・ビジネスIT・Web・情報・通信・電気建築・不動産自然環境・衛生語学・旅行その他
矢印潜水士試験対策情報【おすすめテキスト】

矢印潜水士試験対策情報【おすすめ問題集】
意外に思うかもしれませんが、公益財団法人・安全衛生技術試験協会が実施する潜水士試験には〝実技試験〟がなく、学科試験でのみ合否判定が行われるため、専門講座や講習会などを利用せず、独学で合格を目指す受験者も少なくありません。

しかし、それなりに受験者がいる割には試験に関する情報が乏しく、いったいどんなテキスト問題集を使ったら良いのか分からないと、教材選びでつまづいてしまう人も中にはいるようです。
潜水士試験:受験者数の推移グラフ
そこで、比較的、受験者の間で評判の良い学科試験対策に役立ちそうな、おすすめのテキストや問題集をいくつかピックアップしてみたので、教材選びで迷っている方は、少し参考にしてみてください。

※注:当ページで紹介する教材が試験対策に欠かせない必須教材というわけではありません。あくまで参考程度にお受け止め下さい。




潜水士試験対策情報【おすすめテキスト】

潜水士試験テキストと言って、まず最初に思い浮かぶ一冊といえば、やはり中央労働災害防止協会の『潜水士テキスト』です。




文字どおり、潜水士のためのテキストで、300頁を超えるボリュームがあり、解説が詳しく内容も充実しています。

ただし、初学者には解りづらいと思われる説明や要点がまとまっていない箇所もあり、試験対策用のテキストとして必ずしも相応しいかどうかは疑問の残るところです。

つまり、短期間で合格することが目的の受験者にとっては、効率の悪さが目立つテキストといっても良いかもしれません(あくまで、短期間での合格を優先するなら、別のテキストの方が使いやすいかも…)。

しかし、見方を変えれば、本書の内容さえマスターしてしまえば、まず合格は間違いない(過去問対策は必要ですが、極端に言えば本書から出題される)ので、資格取得の目的(潜水士として知っておきたい知識が詰まっているので、資格取得後にも役立つ)や確保できる学習時間によって購入の有無を判断したい一冊といえるでしょう。

なお、本書は不定期ではありますが、改訂版が出されるので、あまり古いものだと間違った知識をインプット(法令など)してしまう恐れもあるため、できるだけ最新版の購入をお勧めします。
テキスト名 潜水士テキスト 送気調節業務特別教育用テキスト
著者 / 編者 中央労働災害防止協会
出版社 中央労働災害防止協会
価格 / ページ数 2,376円 / 367P
おすすめ度 ★★★★★★★☆☆☆


受験者の間で、比較的、評判の良いテキストが、オーム社の『潜水士試験徹底研究』です。




先に紹介した『潜水士テキスト』とは違い、試験対策用に作り込まれているのが特徴と言えます。

気になる内容はというと、試験科目と同じ全4編(0編もあるが、内容はコラム的)からなり、各編はさらに複数の章に分かれ、各章でポイントを学んだら、その都度、基本問題で確認し、最後に実践問題で知識の定着を図る非常にオーソドックスな構成となっています。

そのため、本書が他のテキストに比べて特に優れているというわけではありませんが、類似問題も目立つマークシート方式の潜水士試験においては、初学者でも勉強に取り組みやすい、まとまった構成と合格に必要なだけの解説がなされた一冊といった印象を受けます。

また、先に紹介した『潜水士テキスト』に比べれば、説明も分かりやすいので、潜水士に関する知識がまったくない初学者にも読みやすいテキストと言えるのではないでしょうか。

いずれにせよ、内容はよくまとまっているので、短期合格を目指す効率の良い勉強法を求めているのであれば、本書は一度検討してみる価値はありそうです。
テキスト名 潜水士試験徹底研究
著者 / 編者 不動弘幸
出版社 オーム社
価格 / ページ数 2,700円 / 296P
おすすめ度 ★★★★★★★★☆☆

潜水士試験対策情報【おすすめ問題集】

過去5年間の過去問題の中から本試験で狙われそうな問題をピックアップ(120題)してまとめた問題集が『潜水士試験問題集 模範解答と解説』です。




潜水士試験は、過去に出された問題が繰り返し出される類似問題も目立つため、受験者にとって過去問対策は必須ですが、本書の解説は詳しく、丁寧で解りやすいので、学習時間が限られている受験者にはおススメの一冊と言えます。

ただし、収録されている問題数は厳選されているため、本書に出ていない問題が本試験で出題される場合もあります。

そのため、ある程度、知識のある受験者にとっては、内容に物足りなさを感じるかもしれません(合格を確実なものにするためには、本書に収録されていない過去問を解いて知識の補充をした上で本試験に臨みたい!)

また、どちらかというと内容は堅苦しく面白みに欠けるため、問題集としてはおススメの良書ですが、使い勝手という点では好みが分かれるところかもしれません。
テキスト名 潜水士試験問題集 模範解答と解説〈120題〉
著者 / 編者 中央労働災害防止協会
出版社 中央労働災害防止協会
価格 / ページ数 2,160円 / 299P
おすすめ度 ★★★★★★★★☆☆


TAKARA license(タカラ・ライセンス)が定期的に発行している問題集が『潜水士 過去問題・解答解説集』です。




潜水士の試験問題は、公式サイトでも一部の問題が公表(ただし、上半期・下半期の2回分のみ)されているので、過去問を解くだけなら、わざわざ問題集を購入する必要はありませんが、サイトには問題ごとに解説などはなく、間違えた個所は自分で調べて理解しなければならないといった煩わしさがあります。

その点、本書は解説がプラスされているので、余計な手間が省けるといった利点(効率の良さ)があり、また、直近の本試験問題(8回分)を収録していることから、問題のボリュームという点でも申し分ない内容となっています。

いずれにせよ、類似問題が出題される傾向の強い潜水士試験においては、過去問対策は欠かせないので、机に向かって試験対策を行う学習スタイルが自分には合っているという方におススメの一冊です。

ちなみに、本書は半年に1冊ペースで発行されるので、できるだけ最新版の問題集を使って学習するようにしてください(あまり古いものだと、出題傾向が変わってくる恐れがある)。
テキスト名 潜水士 過去問題・解答解説集
出版社 TAKARA license
価格 / ページ数 3,240円 / 194P
おすすめ度 ★★★★★★★★☆☆
以上、学科試験対策に役立ちそうなテキストや問題集をいくつか紹介してきましたが、潜水士試験は、過去に出題された問題が繰り返し出される傾向が強いため、短期間で効率よく合格することを何よりも優先するのであれば、過去問が重視される試験です。

したがって、潜水士試験対策用の教材は他にもありますが、当ページで紹介したテキストや問題集でも十分合格に必要なだけの実力は身に付くので、教材選びに迷っているという方は、少し参考にしてみてください。