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矢印おすすめ問題集:2級ボイラー技士試験

矢印おすすめ問題集:1級ボイラー技士試験
(公財)安全衛生技術試験協会が実施するボイラー技士試験は「特級」「1級」「2級」の3クラスに分かれますが、一部記述式問題が出題される特級とは違い、1級と2級の筆記試験は、すべて5肢択一のマークシート方式で行われます。

そのため、ビギナー受験者にも受けやすい試験形式となっていますが、さらに同試験は、例年、出題パターンがほぼ決まっており、類似問題が目立つことから、試験対策が行ないやすいといった特徴もみられるため、専門講座などは利用せずに、独学で合格を目指す受験者も多いようです。
試験科目 出題問題数(配点) 試験形式 試験時間
ボイラーの構造に関する知識 10問(100点) 40問 マークシート
[五肢択一]
〈3級〉
3時間

〈2級〉
4時間
ボイラーの取扱いに関する知識 10問(100点)
燃料及び燃焼に関する知識 10問(100点)
関係法令 10問(100点)
そこで、独学で1級・2級ボイラー技士試験に合格するために役立ちそうな、定評のある問題集をいくつかピックアップしてみたので、市販教材選びに迷っている方は、少し参考にしてみてはいかがでしょうか。

※注:当ページで紹介する問題集が試験対策に欠かせない必須教材というわけではありません。あくまで参考程度にお受け止め下さい。




おすすめ問題集:2級ボイラー技士試験

ボイラー実技講習や試験合格を目指す受験準備講習会などを開催している日本ボイラ協会が編者として係わっている問題集が『2級ボイラー技士試験標準問題集』です。

編者が編者なので、信頼性の高い教材といえますが、問題の充実度に関して不満はないものの、広範囲の問題を多数掲載したことで、重要度の低い問題(2級で計算問題などは出題されない)も含まれています。

そのため、短時間で効率よく学習することを最優先とする受験者にとっては、必ずしも受験対策に最適な問題集というわけではありませんが、見方を変えれば、ボイラーに関する幅広い知識と理解を深めることのできる問題集なので、じっくり腰を据えて試験勉強ができる環境にある方は、検討してみる価値がありそうです(できれば、中身を確認してから購入の有無を判断してほしい!)。
テキスト名 2級ボイラー技士試験標準問題集
著者 / 編者 日本ボイラ協会
出版社 日本ボイラ協会
価格 / ページ数 2,570円 / 231P
おすすめ度 ★★★★★★★★☆☆



最新の本試験問題を6回分収録した、いわゆる過去問題集が『2級ボイラー技士試験公表問題解答解説』です。

先に紹介した書籍と同じく、日本ボイラ協会が編者として関与しているため、試験対策本としては信頼が高く、受験者の間では定番の問題集となっています。

特にこれといって特徴のないオーソドックスな構成の問題集ですが、比較的、解説が丁寧で解りやすいので、効率の良さという点では『標準問題集』よりも優れているような気がします。

そのため、同協会発行のテキストと併用しながら学習を行なえば、合格ラインを超える程度の実力は身に付くはずです。
テキスト名 2級ボイラー技士試験公表問題解答解説
著者 / 編者 日本ボイラ協会
出版社 日本ボイラ協会
価格 / ページ数 2,160円 / 248P
おすすめ度 ★★★★★★★★★☆



コンデックス情報研究所が、毎年、定期的に新版を発行している定番の問題集が『詳解2級ボイラー技士過去6回問題集』です。

1年置きに直近の過去問を収録しているため、最新の出題傾向がわかるという点で役立つ問題集といえますが、ボイラー技士試験の過去問は、ネットで複数年度の問題がチェックできる環境にあることから、使用するかどうかは受験者の勉強スタイルによって大きく分かれそうです。

本書は6回分の過去問題が収録(解答は切り離し可能)されていますが、2級ボイラー技士試験は、類似問題が頻出するため、問題のボリュームという点ではやや不満が残り、本書だけでは少し足りないような気がします。

また、解説は簡潔にまとめられているため、初学者にとっては若干説明不足と思える箇所も見受けられますが、2級レベルの問題であれば支障はないため、短期間で効率よく問題を把握したいという方におすすめです。
テキスト名 詳解2級ボイラー技士過去6回問題集
著者 / 編者 コンデックス情報研究所
出版社 成美堂出版
価格 / ページ数 1,620円 / 135P
おすすめ度 ★★★★★★★☆☆☆


2級ボイラー技士試験は、過去に出題された問題が繰り返し出題される類似問題が頻出しており、1級試験のように計算問題もありません。

また、試験科目ごとに足切りライン(満点の40%以上)はあるものの、満点を目指す必要はないことから、過去問を徹底的にマスターすることで、合格レベルの実力は必ず身に付きます。

そのため、問題集は数冊(内容やボリュームにもよりますが、2冊もあれば十分!)に絞って、反復練習することが大切です。

おすすめ問題集:1級ボイラー技士試験

日本ボイラ協会が編者として関与している問題集が『1級ボイラー技士試験公表問題解答解説』です。

先に紹介した2級と同様、6回分の試験問題を収録した過去問題集なので、最近の出題傾向を把握するのにも役立ちます(まあ、試験問題だけなら、ネットで確認することもできますが…)。

本書も特にこれといって特徴のある工夫や構成はみられませんが、適度に図表を用いながら説明を行っているため、解説も解りやすく、同協会発行の『一級ボイラー技士教本』とセットで使用することで、理解が深まるようになっています。

1級ボイラー技士試験対策用の市販教材は数が少ないため、手元に置いて解く問題集としては定番の書籍と言えるでしょう。
テキスト名 1級ボイラー技士試験公表問題解答解説
著者 / 編者 日本ボイラ協会
出版社 日本ボイラ協会
価格 / ページ数 2,160円 / 248P
おすすめ度 ★★★★★★★★☆☆



ユーキャンの二級ボイラー技士講座の講師経験がある南雲氏が編者としてかかわっている問題集が『一級ボイラー技士試験スピード仕上げ必勝問題集』です。

過去問題を分析し、試験科目ごとに重要度の高い問題を厳選しているので、効率の良さという点では先に紹介した問題集よりも使いやすいと感じる受験者は多いかもしれません。

しかし、少し内容が薄いため、本書1冊のみで合格を確実にするだけの実力が身に付くかどうかは疑問が残るところです(解説も必要最低限なので、初学者はテキストの併用が欠かせない)。

とはいえ、問題集としては良質なので、苦手科目対策(←ボイラー技士試験は各科目に足切りラインが設けられている)や試験直前の最終確認として利用する問題集としては、それなりに役立ちそうな気がします。
テキスト名 一級ボイラー技士試験スピード仕上げ必勝問題集
著者 / 編者 南雲健治
出版社 オーム社
価格 / ページ数 2,160円 / 176P
おすすめ度 ★★★★★★★☆☆☆