ボイラー取扱技能者 | 小規模ボイラー取扱いの基礎資格 |
ボイラー技士(特級/1級/2級) | ボイラー操作のスペシャリスト |
ボイラー整備士 | ボイラー整備のスペシャリスト |
ボイラー溶接士(特別/普通) | 溶接によるボイラー製造・修理のスペシャリスト |
ボイラー・タービン主任技術者 | 電気事業法に基づく発電設備のの工事、維持、運用に関する監督者 |

つまり、仮に特級ボイラー技士の資格を持っていたとしても、清掃・整備に関する作業を行うことはできないため、新たにボイラー整備士の資格を取得する必要があるということです。

ボイラー整備士になるには、労働安全衛生法に基づいて(財)安全衛生技術試験協会が実施しているボイラー整備士試験に合格し、免許申請をして免許証の交付を受けなければなりません。
年度 | 受験者 | 合格者 | 合格率 |
H20 | 3,586 | 2,352 | 65.6% |
H21 | 3,817 | 2,233 | 58.5% |
H22 | 3,673 | 2,001 | 54.5% |
H23 | 3,397 | 2,138 | 62.9% |
H24 | 4,338 | 2,598 | 59.9% |
H25 | --- 未調査 --- | ||
H26 | 4,143 | 2,666 | 64.3% |
H27 | 3,782 | 2,525 | 66.8% |
つまり、受験資格は不要になったということです。
ただし、試験に合格した場合、免許申請の際に免許を受ける資格を証する書面の添付が必要(ただし、例外あり!詳細は公式サイト等で要確認)になってくる点に注意が必要です。
書面の添付が必要になる主なケース![]() ![]() ![]() |
資格区分 | 国家試験 |
受験資格 | なし |
試験日 | 3回 / 年(6月・10月・2月) |
受験手数料 | 6,800円 |
試験時間 | 2時間30分(13:30~16:00)※ 科目免除者は1時間40分 |
試験形式 | 五肢択一(マークシート方式):計30問 |
試験科目 | ① ボイラー及び第一種圧力容器の整備の作業に関する知識:10問(30点) ② ボイラー及び第一種圧力容器の整備の作業に使用する器 材、薬品等に関する知識:5問(20点) ③ 関係法令:5問(20点) ④ ボイラー及び第一種圧力容器に関する知識:10問(30点) |
合格基準 | 合計点が60%以上、かつ、各科目40%以上の2条件で合否を判定 |
合格率 | 66.8% [平成27年度] |
主催団体 | 本部:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 〒101-0065 東京都千代田区西神田3-8-1千代田ファーストビル東館9階 TEL:03-5275-1088 |
ボイラーの機械的清浄作業終了後の確認・調査に関し、次のうち誤っているものはどれか。 (1)清浄作業による摩耗や損傷の有無を調べる。 (2)腐食の発生又は潜在傷の有無を調べる。 (3)れんが積みや保温材については、水ぬれや湿気の有無を調べる。 (4)燃焼ガス通路内の支持金具、バッフル等について、異常の有無を調べる。 (5)付着物が残っているときは、必ず化学洗浄により除去して仕上げを行う。 |

ボイラー整備士試験は出題パターンが決まっており、過去問題を振り返ってみても、ほぼ標準レベルの問題が多く出題されていることが伺えます。
そのため、合格率の方も、毎試験50%を越える高い水準で推移しており、独学でも十分合格を狙える資格ですが、本試験で出題される問題の大半は正誤問題(誤っているものはどれか?等)なので、設問を最後までしっかりと読み、つまらないミスをしないようにして下さい。
※ 問題番号の余白に正しいものを選び出す場合は「〇」誤っているものを選び出す場合は「×」とマークしておくと間違いにくくなります。 また、特に時間配分を間違えると焦りが出てミスを招きかねないので、そういう意味でも難問は後回しにして解ける問題から解いていくテクニックは非常に有効かと思われます。 なお、ボイラー整備士試験対策上、気になることがあるとすれば、それは試験対策向けの市販テキストや問題集がかなり少ないということです。 したがって、独学スタイルでの勉強法に不安を抱えている受験者は、各支部が定期的に開催しているボイラー整備士免許試験に向けての講習会等に参加(定員になり次第締め切る講習会が多いので要注意!)するのも一法かもしれません。 |
日時 2日間 時間 9:00 ~ 16:00 定員数 100 名 講習科目 ① ボイラー及び圧力容器に関する知識 ② ボイラー及び圧力容器の整備の作業に使用する機材・薬品に関する知識 ③ ボイラー及び圧力容器の整備の作業に関する知識 ④ 関係法令 受講料 一般:12,000 円(支部会員:10,000 円) テキスト代 7,100 円 使用テキスト Ⅰ 改定 ボイラー・圧力容器の整備 Ⅱ ボイラー及び圧力容器安全規則 Ⅲ 新版 ボイラー整備士問題・解答集 ※ 参考: (社)日本ボイラ協会岡山支部 H25年度。各支部によって、カリキュラムや使用テキスト、受講料などは異なります。 |

ボイラー整備士試験では、一定の条件を満たす受験者に対して試験科目の一部免除制度を導入しています。
したがって、下記条件に該当する受験者は、試験科目の一部免除が受けられますが、科目免除を受けるには、試験申込手続きの際、指定された書類を忘れずに添付してください。
免除対象者 |
① ボイラー技士(特級/1級/2級)免許を受けた者 ② 職業訓練の準則、旧専修訓練のうちボイラー運転科を修了した者 |
添付書類 |
上記①に該当する者 … ボイラー技士免許証の写し 上記②に該当する者 … 修了証の写し |
免除科目 |
ボイラー及び第一種圧力容器に関する知識 |
手続き |
受験申請書B欄の学科「一部免除」を○で囲み(ボイラー・一圧)と記入 |