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同試験の実施団体が関与している公式ガイドブックということもあって、試験の出題領域を適確に網羅しているため、本試験の特徴やポイントを把握するのに役立つことから、受験者の使用率が高い事実上の必須テキストといえます。
気になる内容はというと、審査基準に基づく基礎知識はもちろん、ビジネス社会における基本的な職場常識の知識や考え方など、常識的なことが簡潔にまとめられているので、試験対策用のテキストとして、一定の評価はできますが、一方で、中身が薄く、図やイラストの少ない単調なページが続くため、面白みに欠けるテキストというのが正直な感想です。
ビジネス実務マナー検定3級は、決して難易度の高い試験ではないため、必ずしも本書がなければ合格できないというわけではありませんが、試験対策用のテキストは他に選択肢がないということもあり、一発で確実に合格を勝ち取りたい人は、購入しておくに越したことはない一冊といえるでしょう。
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先に紹介した受験ガイド同様、実務技能検定協会が関与している問題集が『ビジネス実務マナー検定実問題集3級』です。
本書は唯一の公式問題集で、過去に実際に出題された最新の本試験問題(いわゆる、過去問)が、5回分収録されているので、類似問題の出題も目立つ同試験においては、受験ガイドよりも重要度の高い受験者ならチェックしておきたい必須問題集といえるでしょう。
ただし、古い問題集(最新の過去問5回分を収録した問題集が1冊の書籍となって定期的(2年に1度?)に発売される模様…)は、入手困難なこともあるので、その辺が受験者にとって悩みの種となりそうです。
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本書も3級のガイドブックとほぼ同じような構成(作り)なので、やはり退屈で面白みに欠けますが、特に気になった点は、本書は既に3級のスキルが身に付いていることを前提に説明が進むことです。
つまり、文章中に「3級の受験ガイドの●●ページ参照」といったような指示があるため、3級の受験ガイドが手元にないと、確認できないポイントもあり、いきなり2級試験にチャレンジする受験者にとっては、不親切なテキストという印象はどうしても否めません。
そのため、本書を使って試験対策を行う場合は、3級のガイドブックの購入も視野に入れておいた方がいいかもしれません。
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実務技能検定協会が編者として係わっている問題集が『ビジネス実務マナー検定実問題集1・2級』です。
1級を受験されない方にとっては、不要な箇所もあり、その部分をカットして価格を押えてほしいと思いたくもなりますが、5回分の本試験問題(過去問)が収録されているので、2級試験も類似問題が出題されている以上、必ずマスターしておきたい事実上の必須問題集といえるでしょう。
ただし、3級の問題集と同じく、古い問題集(最新版は2年置きに発行される模様…)は、入手が難しいこともあるようです。
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ビジネス実務マナー検定の2級・3級試験は、基本的に当ページで紹介している公式ガイドブックと問題集を入手し、両教材を使った反復学習を行なえば、試験に合格するだけの得点は稼げます。
もし、それで不合格になるようなら、単に勉強不足と言わざるを得ないので、諦めずに繰り返し問題集を解き、解らなかった(間違えた)箇所はテキストや解説などで確認するようにしましょう。