ビジネス電話検定の合格率top
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矢印ビジネス電話検定〈知識B級〉:合格率の推移状況

矢印ビジネス電話検定〈知識A級〉:合格率の推移状況

矢印ビジネス電話検定〈実践級〉:合格率の推移状況
平成16年にスタートしたビジネス電話検定は、公益財団法人・実務技能検定協会が実施するビジネス系検定試験のひとつです。

同検定試験は、年間5,000人ほど(年2回実施)の受験者がいますが、それほどメジャーな資格ではないため、試験に関する情報が得にくい状況にあるようです。
ビジネス電話検定:受験者数の推移グラフ
そこで、当ページではビジネス電話検定の試験結果を基に、各クラス(知識B級・知識A級・実践級)別に合格率や特徴をまとめておくので、試験に興味のある方は少し参考にしてみてください。
ビジネス電話検定の試験概要
資格区分 民間資格
受験資格 実践級 ………… 知識A級合格者
知識A・B級 … 特になし
試験日 年2回(6月・11月)※実践級は地域によって試験日が異なる
受験料 実践級:4,400円 / 知識A級:3,000円 / 知識B級:2,200円
受験地 全国各地の主要都市
試験内容 ・理論(話し方の知識、基礎技能)
・実技(電話実務)
・電話対応(ロールプレイング形式:課題2題)
出題形式 実践級 ……………… 電話対応(筆記試験なし)
知識A級【応用】 … 選択問題(マークシート方式)と記述問題
知識B級【基本】 … 選択問題(マークシート方式)と記述問題
合格基準 筆記試験は「理論」と「実技」、それぞれの得点が満点の60%以上
実施団体 公益財団法人 実務技能検定協会
〒169-0075 東京都新宿区高田馬場1-4-15 / TEL:03-3200-6675




ビジネス電話検定〈知識B級〉:合格率の推移状況

平成24年度(第17回)以降に実施された、ビジネス電話検定〈知識B級〉の試験結果がこちらです。
志願者数 受験者数 合格者数 合格率
平成24年 第17回(6月) 1,359 1,293 1,151 89.0%
第18回(11月) 952 857 761 88.8%
平成25年 第19回(6月) 1,579 1,500 1,384 92.3%
第20回(11月) 1,064 974 858 88.1%
平成26年 第21回(6月) 1,358 1,293 1,119 86.5%
第22回(11月) 1,290 1,213 1,077 88.8%
平成27年 第23回(6月) 1,318 1,245 1,071 86.0%
第24回(11月) 1,267 1,176 997 84.8%
平成28年 第25回(6月) 1,010 953 812 85.2%
第26回(11月) 1,306 1,205 1,025 85.1%
〈知識B級〉は同検定試験の中では最も下位クラスに位置しますが、年間志願者数は2,000~2,500人ほどで、回によって若干増減はあるものの、毎年、ほぼ安定した推移を示しているようです。

志願者数(受験者数)で興味深いところは、これまで最も人数が多いクラスであったにもかかわらず、最近は、ひとつ上のクラスである応用力を身に付けるための〈知識A級〉よりも少なくなり始めている点です。
知識B級:受験者数の推移グラフ
一方、合格率の方はというと、過去10回分(第17回~第26回)の平均値は87.5%となり、計算上、10人中8~9人が試験に合格していることから、極めて合格者の多い試験であることが分かります(合格率が最も低い第24回試験でも、84.8%と高数値)。
知識B級:合格率の推移グラフ
〈知識B級〉はビジネスにおける電話のかけ方・受け方に関する社会人としての最低限の基礎対応力(マナー)を習得するための検定試験なので、よっぽどのことがない限り、不合格になることはありません。

つまり、試験に落ちる人は、問題の難易度どうこうよりも、単純に勉強不足でほとんど試験対策をしてこなかった(やったと思い込んでいる)と言わざるを得ません。




ビジネス電話検定〈知識A級〉:合格率の推移状況

ビジネス電話検定〈知識A級〉の試験結果がこちらになります。
志願者数 受験者数 合格者数 合格率
平成24年 第17回(6月) 1,401 1,324 1,168 88.2%
第18回(11月) 1,160 1,084 883 81.5%
平成25年 第19回(6月) 1,165 1,120 954 85.2%
第20回(11月) 1,267 1,194 958 80.2%
平成26年 第21回(6月) 1,243 1,197 972 81.2%
第22回(11月) 1,015 963 807 83.8%
平成27年 第23回(6月) 1,383 1,315 1,097 83.4%
第24回(11月) 1,325 1,244 1,089 87.5%
平成28年 第25回(6月) 1,278 1,226 968 79.0%
第26回(11月) 1,298 1,192 1,082 90.8%
先に触れたように、ここ最近は基本スキルを習得するための〈知識B級〉を上回る志願者数の多さで、年間、約2,500人前後で推移しています。
知識A級:受験者数の推移グラフ
一方、試験の合格率は、平均値84.1%(第17回~第26回)と〈知識B級〉よりもやや低めで推移していますが、それでも極めて高い合格率を示しているため、〈知識B級〉同様、試験の難易度は高くないことがうかがえます。
知識A級:合格率の推移グラフ
ただひとつ気になることは、〈知識B級〉に比べると合格率の変動が激しい点です。

特に第25回試験(79.0%)の落ち込みは激しく、実施回によって、問題の内容(難易度)に差があるようなので、そういう意味では油断のできない試験といえるかもしれません。

とはいえ、合格率は非常に高いので、過去問を中心に試験対策をしっかりと行なえば、ビギナー受験者であっても独学で十分に合格できる試験とみて間違いないでしょう。



ビジネス電話検定〈実践級〉:合格率の推移状況

ビジネス電話検定〈実践級〉の試験結果についてまとめた表がこちらです。
志願者数 受験者数 合格者数 合格率
平成24年 第17回(6月) 186 171 164 95.9%
第18回(11月) 227 190 178 93.7%
平成25年 第19回(6月) 178 167 158 94.6%
第20回(11月) 210 168 162 96.4%
平成26年 第21回(6月) 171 144 138 95.8%
第22回(11月) 175 167 164 98.2%
平成27年 第23回(6月) 172 157 149 94.9%
第24回(11月) 189 175 169 96.6%
平成28年 第25回(6月) 186 174 171 98.3%
第26回(11月) 230 218 213 97.7%
ご覧のとおり、志願者数は下位クラスに比べると圧倒的に少ないのですが、ここ最近は緩やかな上昇傾向が見られ、第26回試験では過去10回行われた試験の中で最も志願者数の多い試験となっており、今後も同じような傾向が続くのか、その動向に注目したいところです。
実践級:受験者数の推移グラフ
一方、合格率の方は、過去10回分(第17回~第26回)の平均値が96.2%と、下位クラスを上回る高い数値を示しており、ここ数年は合格率が90%を下回ることもありません。
実践級:合格率の推移グラフ
合格率が90%を超えてしまうような資格試験に、たして受ける意味があるのか疑問が残るところですが、ビジネス電話検定の〈実践級〉は、下位クラスとは違い、電話対応のみ(筆記試験なし)で合否判定が行われます。

つまり、ビジネスシーンにおいて、相応しい電話対応(受け答え)ができるかどうかを審査する試験なので、適切な対応が身に付いていれば、誰でも合格できるというわけです(つまり、同検定試験は落とすための試験ではない!)。

そのため、よほど致命的なミスでもしない限り、不合格になることは考えにくい試験といえます。





下記に示す資料は、クラス別の合格率の推移を折れ線グラフにしたものです。
クラス別:合格率の比較グラフ
通常、試験にクラス(階級)がある場合、ランクを上げると合格率が下がる傾向がみられますが、ビジネス電話検定に関しては、どのクラスも高水準で推移しており、毎試験、10人中8~9人が合格を手にしています。

このことからも分かるように、同検定試験は、受験ガイドや過去問題を中心にしっかりと試験対策を行って本試験に臨めば、誰でも十分合格することができる試験と言えるでしょう。