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そこで、受験者が集中している初級にスポットを当て、初級試験に合格するための勉強法や攻略ポイントについてまとめてみました。

上級ならまだしも、最もクラスの低い初級で、ここまで厳しい数値を示すご当地検定は珍しく、いかに難しい検定試験であるかを物語っていますが、どうやら意図的に問題レベル(難易度)をあげているようです。
その理由は、ご当地検定のような地域密着型の趣味レベルの資格試験は、よっぽど魅力(興味)のある検定でない以上、どうしても受験者に限りがあるため、簡単に合格できてしまうような試験だと、回を重ねるごとに受験者は減る一方だからです。
事実、受験者減に歯止めがかからず、休止や廃止に追い込まれたご当地検定は無数にありますが、それを防ぐために、金沢検定は下位クラスであっても、意図的に問題の難易度をあげることで、そう簡単には合格できないような難しい試験にしているというわけです。
結果的に、この目論見は成功し、金沢検定は数あるご当地検定の中でもトップ5に入るくらいの受験者数を確保していますが、初級の難易度が高いとはいえ、全く手が出ないレベルの試験と言うわけではありません。
そこで、どうしたら合格できるのか、次項で参考になりそうな初級の勉強法について紹介します。
金沢検定は、90分間で計100問(100点満点)の問題を解くことになりますが、受験者に求められる知識レベル(初歩~高度)こそ、クラスに差はあるものの、出題範囲に関しては特に違いはみられません。
金沢検定:初級の出題例 加賀藩祖・前田利家(まえだとしいえ)は15歳で織田信長(おだのぶなが)に仕え、( )に抜擢(ばってき)されて、前田家(まえだけ)の家督(かとく)を継(つ)いだ。 1.赤母衣衆(あかほろしゅう) 2.白母衣衆(しろぼろしゅう) 3.青母衣衆(あおぼろしゅう) 4.黒母衣衆(くろぼろしゅう) |
① 歴史 ② 文化 ③ 文学 ④ 寺社・建造物 ⑤ 方言・伝承・伝説 ⑥ 食生活・行事 ⑦ 自然・地理(地名) ⑧ 美術・工芸 ⑧ 芸能 ⑨ 産業・経済 ⑩ その他(時事、観光、ふるさとの偉人) ※各ジャンルから8~10問程度出題
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特に予想問題集は、過去問題(前年度の1回分)も収録されているので、本試験のレベルを把握するのに役立ちますが、初級試験に関しては過去に出題された問題が繰り返されることも少なくないため、やはり過去問の理解は必須です(予想問題集は毎年発行(2月頃)されるので、少なくとも数年分(中古品を購入すれば費用も抑えられる)は確保しておきたい!)。
しかし、参考書や過去問をマスターしただけでは、合格が難しいのが金沢検定です。
金沢検定は初級でも合格基準が8割(参考書や過去問を解くことで6~7割の知識は身に付く)と高めに設定されているので、1問のミスが合否を左右することも少なくありません。
また、本試験では、本書に載っていないような知らないとお手上げ状態の難問奇問もそこそこ出題されるため、合格を確実なものとするためには本書以外からの知識も欠かせません。
参考までに、金沢検定に役立ちそうな関連書籍をいくつか挙げておきましょう。
いずれにせよ、金沢検定については、これだけやれば絶対に合格できる!というお墨付きのテキストや問題集は存在しないため、先に紹介した参考書や問題集をベースに、他の資料でさらに細かい知識を身に付けていく以外に方法はなさそうです(金沢検定に役立つサイト(加賀野菜など)もあるので、時間を見つけてチェックしてみましょう!)。
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