そのため、記述式問題などに比べると受けやすい試験であることは間違いありませんが、合格を手にするには、それなりの試験対策が必要です。
受験資格 | 特になし |
試験日 | 年2回(7月・12月) |
受験料 | 5,400円 |
出題形式 | マークシート形式(選択問題) |
試験時間 | 2時間 |
出題数 | 85問 |
出題内容 | 地球を知る|環境問題を知る|持続可能な社会に向けたアプローチ|各主体の役割・活動 |
合格基準 | 100点満点中、70点以上の得点 |
試験地 | 全国各地 |
問合せ先 | 東京商工会議所 検定センター(TEL:03-3989-0777) |
そこで、eco検定対策向けの市販教材には、いったいどのようなものがあるのか・・・
代表的なテキスト(参考書)や問題集を中心にいくつか紹介しておくので、教材選びに迷っている方は参考にしてみてください。
※注:学習上、使いやすいと思われ教材は各人で異なってくるため、紹介テキストがeco検定試験対策に欠かせない必須教材というわけではありません。
本試験問題の大半(8~9割程度)は、この公式テキスト内からの出題となるため、試験内容(範囲)を確認するという意味において、これ以上の教材はありません。
気になる中身はというと、カラー写真や図表を適度に挿入しながら解説しているため、この種の公式テキストによくありがちな、文章の羅列で面白みに欠ける参考書などに比べると、比較的、読みやすい構成をとっていますが、他の市販テキストに比べ、価格が高いのが難点かもしれません。
また、公式テキストは、定期的に改訂版(2017年1月には改訂6版が発売)が発行されるので、基本的な〝構成〟に関しては大幅な変更は見られないものの、内容は時代に合わせて、少しづつ変わってきているため、できるだけ最新版の公式テキストを使った試験対策を心がけてください。
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そのため、今回初めて購入するような方は、迷わず最新版の購入をお勧めしますが、既に旧テキスト(あまり古いものは危険!)を持っているのであれば、本書で基礎知識をマスターした後、他の市販教材や新聞等から最新の環境問題に関する情報を学ぶという方法もとれるかもしれません(ただし、あまりおススメはできません…)。
公式テキスト |
問題集 |

他の市販テキストなどに比べると、価格の割には内容も充実しており、使い勝手が良さげに感じられます。
テーマ別の重要ポイントをはじめ、ちょっとした確認問題、さらには過去問題も2回分収録されているため、本書一冊をマスターすれば、eco検定の合格に必要な基礎知識は十分身に付くはずです。
また、試験直前の総まとめとして効率よくおさらいできる確認シートなどの付録も、受験者にとっては有難く感じられる試験対策ツールのひとつと言えるでしょう。

年間10個の資格を取り続けた実績から〝資格取得スピード王〟の異名(?)をもつ高島氏によって書かれたeco検定試験対策向けの市販テキスト。
できるだけ短期間に効率よく合格することを目的としており、高島式3段階学習法(全体を知る → 個々の知識を理解する → 覚える)を実践すれば、短期間で合格できる!というのがウリのようです。
しかし、この種の受験対策プロが進める勉強法は、受験者の好みが分かれるところなので、必ずしもすべての受験者に最適な勉強法であるかどうかは疑問が残ります。
そのため、こんな勉強法もあるんだという意味においては参考になるテキストといえるかもしれません。

公式テキストの内容に沿いつつ、出題範囲を複数の項目に分け、体系的に学習ができるよう工夫が施されているため、サブテキストとしての利用が可能です(ただし、古い…そのため内容は良くても、今ではあまりお勧めできない…)。
タイトルに〝図解〟とあるように、図解を使った分かりやすさに重点を置いて解説しているため、非常に読みやすいテキストです。
しかし、本書には問題(過去問題)が収録されていないため、新たに別の問題集を追加購入しなければなりません。
そのため、公式テキストをベースに本書をサブテキストとして利用するとなると、2冊分の費用が発生してしまうため、どちらか使い勝手のよい方をメインテキストに選び、後は問題集を使って知識の定着を図った方が良いように思われます。
※ 本試験問題の出題レベルを考慮すると、個人的には公式テキストと本書を2冊購入する必要はないように感じられます。