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つまり、秘書検定は社会経験のない学生だからといって、そのことが極めて不利になるといった性質の検定試験ではないということです。
特に筆記試験のみで合否判定が行われる2級、3級に関しては、出題問題の内容からみても、社会経験の有無が大きく影響するとは考えにくいものがあります。
※ ただし、準1級以上になると、ロールプレイング形式の面接(2次試験)があるため、社会経験は無いよりもあった方が取り組みやすい気はしますが…
そこで、特に受験者が多い秘書検定2級、3級試験対策として使用されることも多い定番の参考書や問題集をいくつかピックアップしておくので、教材選びに迷っている方は少し参考にしてみてください。
※注:下記に紹介する参考書や問題集が、必ずしも試験対策に欠かせない必須教材というわけではありません。また、学習上、使いやすいと感じられる教材は、各人の能力や好みにより評価は変わってくるので、あくまで参考程度にお受け止め下さい。
そのため、どの出版社から発行されているどんな教材を購入したらよいか迷うところですが、試験対策のベースとなる参考書に関しては、早稲田教育出版の『クイックマスター』や『集中講義』を利用する方が多いようです。
なぜなら、これらの参考書は主催団体である(公財)実務技能検定協会が編者としてかかわっている秘書検定対策向けに作られた、いわば〝公式テキスト〟にあたるためです。
特に2級、3級試験は面接試験がなく、ペーパーテストのみで合否が判定されるので、本書さえ、しっかりとマスターしておけば合格基準点以上の得点を上げることは可能です。
※ 厳しいことを言うかもしれませんが、秘書検定2~3級で出題される問題レベルや合格基準を踏まえると、難しいから落ちたというよりも、単に勉強不足が原因で不合格になったとしか考えられません。
しかし、使い勝手という面においては、受験者の好みによって分かれるところなので、同参考書の特徴について軽くまとめておきましょう。

社会経験のない独学の受験者でも短期間で合格が目指せるよう、イラストを多用しながら分かりやすい解説に努めている参考書が『クイックマスター』シリーズです。
試験合格に必要な最低限マスターしておきたい事項を掲載しているためか、『集中講義』シリーズよりも薄い参考書になっています。
そのため、本試験では本書に載っていない知識が問われることもありますが、合格基準点を超える実力を身に付けるという意味においては、本書で十分対処できると思われます。
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1,296円(税込) | |
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1,296円(税込) |

『クイックマスター』シリーズよりもボリュームがある分、もう少し深く勉強したい!という方向けに作られた参考書が『集中講義』シリーズです。
本書は「ケース・スタディ形式」で読み進めていくテキストなので、各場面の状況を確認しつつ、イラストを交えながら知識をひとつひとつ身に付けていくことができますが、正直なところ、先に紹介した『クイックマスター』にしろ、本書にしろ、しっかりと読み込んでさえいれば試験の合否に差が出てくるとは思えません。
個人的には、入り込みやすさという点においては、先輩秘書に指導されながら成長していく若手秘書というストーリー仕立ての『クイックマスター』シリーズの方が、おススメのようにも思えますが、受験者の好みの問題もあるので、まずは書店などで手に取って中身を確認してみて下さい。
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1,404円(税込) | |
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1,296円(税込) |

中経出版から出されている秘書検定向けの問題集が『出る準問題集』シリーズです。
本書はできるだけ無駄を省いた、あくまで試験合格を目的とした問題集のようです。
しかし、本試験で必要となる覚えておくべき事項を絞ってくれているので、試験対策用として利用する分には使い勝手のよい内容のように思われます。
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1,512円(税込) | |
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1,512円(税込) |

『クイックマスター』や『集中講義』シリーズと同じく、(公財)実務技能検定協会が編者としてかかわっている問題集が『実問題集』です。
本書は、秘書検定で実際に出題された最新の本試験問題(いわゆる、過去問)が6回分収録されていることから、直近の過去問題は必ず解いておきたい(出題傾向を把握しておきたい)独学受験者にとっては必須教材といえるかもしれません。
なお、巻末には要点整理がついているため、試験直前の最終チェックとしても利用できます。
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1,296円(税込) | |
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1,188円(税込) |