サービス接遇検定の合格率top
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矢印サービス接遇検定3級:合格率の推移状況

矢印サービス接遇検定2級:合格率の推移状況

矢印サービス接遇検定準1級:合格率の推移状況

矢印サービス接遇検定1級:合格率の推移状況
公益財団法人・実務技能検定協会が実施する〝サービス接遇検定〟は、年間、約5万人ほどの受験者がいる資格試験にもかかわらず、知名度はあまり高くありません。

そのため、資格に関する情報が乏しく、試験対策に役立ちそうな情報が得にくい状況にあるようです。

そこで、当ページでは、サービス接遇検定の試験結果を基に、階級ごとの合格率や特徴についてまとめておくので、試験に興味のある方は少し参考にしてみ下さい。
サービス接遇検定の試験概要
資格区分 民間資格
受験資格 特になし
試験日 年2回(6月・11月)※面接試験は地域によって異なる
受験料 1級:5,600円 / 準1級:3,900円 / 2級:3,600円 / 3級:2,400円
受験地 主に全国各地の主要都市
試験内容 ・理論(サービススタッフの資質、専門知識、一般知識)
・実技(対人技能、実務技能)
・面接(ロールプレイング形式)
出題形式 2~3級 …… 選択問題(マークシート方式)と記述問題
準1級 ……… 面接試験(筆記試験なし)※認定には2級試験合格が条件
1級 ………… 記述問題と面接試験
合格基準 理論と実技、それぞれの得点が満点の60%以上
実施団体 公益財団法人 実務技能検定協会
〒169-0075 東京都新宿区高田馬場1-4-15 / TEL:03-3200-6675


サービス接遇検定3級:合格率の推移状況

サービス接遇検定3級の試験結果をまとめた表がこちらになります。
受験者数 合格者数 合格率
平成26年 第37回(6月) 12,656 8,155 64.4%
第38回(11月) 10,808 7,825 72.4%
平成27年 第39回(6月) 12,801 11,728 91.6%
第40回(11月) 10,515 7,959 75.7%
平成28年 第41回(6月) 12,187 7,936 65.1%
第42回(11月) 10,220 7,588 74.2%
平成29年 第43回(6月) 14,079 8,904 63.2%
同検定試験の中では、最も低いランクに位置付けられている3級試験ですが、受験者数は最も多く、毎回1万人を超えています。

下記に示す推移グラフをみると、受験者数は11月試験よりも、6月試験の方が平均して多いことが見てとれますが、合格率に関しては、6月試験(あるいは、11月試験)の方が平均して高いといったような特徴は特にみられません。

さらに合格率に注目してみると、平均値は72.4%(第37回~第43回)となり、計算上、10人中7人が試験に合格していることになります。

このことからも分かるように、3級は接客スキルに欠かせない最低限の基礎知識を習得する程度の検定試験なので、あくまで2級合格を目指すための基礎固め的な試験であるといえるでしょう。
サービス接遇検定3級の合格率推移グラフ




サービス接遇検定2級:合格率の推移状況

サービス接遇検定2級の試験結果をまとめた表がこちらです。
受験者数 合格者数 合格率
平成26年 第37回(6月) 9,845 6,520 66.2%
第38回(11月) 9,390 6,511 69.3%
平成27年 第39回(6月) 9,379 7,967 84.9%
第40回(11月) 9,593 8,416 87.7%
平成28年 第41回(6月) 10,085 7,148 70.9%
第42回(11月) 9,741 5,723 58.8%
平成29年 第43回(6月) 10,306 5,989 58.1%
3級試験に次ぐ受験者数の多い階級で、毎回1万人ほどの受験者がおり、近年はほぼ横ばい状態のようです。

一方、試験の合格率は、平均値70.8%(第37回~第43回)と、若干、3級試験よりも低い数値を示しているものの、実施回によっては、3級を上回る高値も見られ、難易度はそれほど高くないことがうかがえます。

ただし、最近は合格率が50%台に突入していることから、今後の動向に注目したいところです。
サービス接遇検定2級の合格率推移グラフ



サービス接遇検定準1級:合格率の推移状況

サービス接遇検定準1級の試験結果をまとめた表がこちらです。
受験者数 合格者数 合格率
平成26年 第37回 3,285 2,456 74.8%
第38回 2,843 2,054 72.2%
平成27年 第39回 3,301 2,511 76.1%
第40回 2,946 2,283 77.5%
平成28年 第41回 3,369 2,587 76.8%
第42回 2,443 1,910 78.2%
準1級試験は、他の階級に比べると少し特殊で、面接試験でのみ合否判定を行います(つまり、筆記試験はない)。

※補足:面接試験に合格しただけではだめで、2級試験の合格(有効期限はなし!また、2級合格は準1級合格の後先を問わない)が準1級の合格条件となります。

その点を踏まえた上で、下記グラフをみていきましょう。
サービス接遇検定準1級の合格率推移グラフ
受験者数は2,000~3,000人ほどで、2級以下の試験に比べると大幅に減少しています。

一方、合格率の方はというと、他の階級に比べると振れ幅は低く、比較的、安定した推移(第37回~第42回までの平均値は75.9%)を見せているようです。

これは、筆記試験ではなく面接試験でのみ合否判定を行っているという点も少なからず影響しているのかもしれません。

いずれにせよ、準1級試験の合格率は非常に高いため、面接が苦手だという方も、必要以上に恐れることはなさそうです。




サービス接遇検定1級:合格率の推移状況

サービス接遇検定1級の試験結果をまとめた表とグラフがこちらになります。
受験者数 合格者数 合格率
平成26年 第37回 602 173 28.7%
第38回 516 150 29.1%
平成27年 第39回 532 184 34.6%
第40回 550 151 27.5%
平成28年 第41回 601 203 33.8%
第42回 650 222 34.2%
サービス接遇検定1級の合格率推移グラフ
ご覧のとおり、受験者数は下位級に比べると圧倒的に少なく、その人数は1,000人を割っています。

また、合格率についても20~30%台で推移しており、準1級以下の下位級を大きく下回っていることが見てとれます。

この背景には、1級試験が2段階構成(記述問題と面接)であること、また、筆記試験も、より高度な応用力(考える力)が試されることから、その労力に見合うほどのメリットがない(2級レベルのスキルがあれば十分)と受け止めている人が多いことなどが考えられます。





一般に検定試験に階級が設けられている場合、ランクを1つ上げるごとに試験問題もレベルが高くなり、合格率が下がる傾向がみられますが、サービス接遇検定に関しては、1級を除外すると、ほぼ同水準で推移していることが下記表からも見てとれます。
サービス接遇検定:合格率の比較表
もちろん、階級がある以上、本試験問題の内容は少しずつ難易度を増していきますが、これまでの受験状況を分析する限りでは、準1級合格レベルまでは、初学者でも十分合格を手にすることができる試験といえそうです。