消防設備士試験の合格率top
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分析!消防設備士試験:合格率の推移状況

消防設備士の資格を取得するには、一般財団法人・消防試験研究センターが実施する消防設備士試験に合格しなければなりませんが、大半の受験者が少なからず気にしている試験データのひとつが合格率です。

消防設備士試験は大きく2種類、《甲種》と《乙種》に分類されますが、一般的に甲種試験の方がハイレベルで合格率も低いとされています。

そこで、計13種類からなる消防設備士試験の合格率推移状況を、一目でわかるよう表にまとめておくので、あなた自身が関心のある試験種類の合格率が、いったいどの程度で推移しているのか把握して下さい。

※ 消防設備士の資格は、甲種6類(特類/第1~5類)、乙種7類(第1~7類)の計13種類に分かれます。
2010年度 (H22.4~H23.3) 2011年度 (H23.4~H24.3) 2012年度 (H24.4~H25.3)
試験の種類 受験者(人) 合格者(人) 合格率 受験者(人) 合格者(人) 合格率 受験者(人) 合格者(人) 合格率
甲種 特類 1,434 297 20.7% 1,437 287 20.0% 1,296 199 15.4%
第1類 10,620 2,364 22.3% 10,918 2,538 23.2% 10,621 2,061 19.4%
第2類 2,803 975 34.8% 2,812 968 34.4% 2,713 942 34.7%
第3類 2,793 926 33.2% 2,761 849 30.7% 2,985 701 23.5%
第4類 17,288 5,749 33.3% 17,308 5,699 32.9% 17,476 4,969 28.4%
第5類 3,367 912 27.1% 3,376 989 29.3% 3,257 857 26.3%
合計 38,305 11,223 29.3% 38,612 11,330 29.3% 38,348 9,729 25.4%
乙種 第1類 2,833 703 24.8% 2,888 798 27.6% 2,631 685 26.0%
第2類 900 316 35.1% 944 346 36.7% 800 259 32.4%
第3類 733 240 32.7% 860 294 34.2% 812 235 28.9%
第4類 9,183 3,588 39.1% 9,612 858 40.1% 9,952 4,038 40.6%
第5類 1,278 537 42.0% 1,307 556 42.5% 1,170 430 36.8%
第6類 20,293 7,129 35.1% 21,828 7,369 33.8% 22,419 8,480 37.8%
第7類 5,834 3,545 60.8% 6,670 4,094 61.4% 6,128 3,690 60.2%
合計 41,054 16,058 39.1% 44,109 17,315 39.3% 43,912 17,817 40.6%

2013年度 (H25.4~H26.3) 2014年度 (H26.4~H27.3) 2015年度 (H27.4~H28.3)
試験の種類 受験者(人) 合格者(人) 合格率 受験者(人) 合格者(人) 合格率 受験者(人) 合格者(人) 合格率
甲種 特類 1,211 382 31.5% 1,125 306 27.2% 1,168 190 16.3%
第1類 10,479 2,552 24.4% 10,948 2,977 27.2% 11,927 2,712 22.7%
第2類 2,540 952 37.5% 2,783 1,028 36.9% 3,025 892 29.5%
第3類 3,081 917 29.8% 3,279 979 29.9% 3,326 877 26.4%
第4類 17,491 5,859 33.5% 17,936 6,269 35.0% 18,958 5,494 29.0%
第5類 3,107 1,036 33.3% 3,166 1,037 32.8% 3,265 1,048 32.1%
合計 37,909 11,698 30.9% 39,237 12,596 32.1% 41,669 11,213 26.9%
乙種 第1類 2,630 740 28.1% 2,568 854 33.3% 2,622 754 28.8%
第2類 805 243 30.2% 754 264 35.0% 752 228 30.3%
第3類 747 237 31.7% 781 208 26.6% 802 262 32.7%
第4類 9,682 3,693 38.1% 11,156 3,789 34.0% 12,068 3,418 28.3%
第5類 1,095 448 40.9% 986 425 43.1% 958 376 39.2%
第6類 22,086 7,821 35.4% 21,784 9,200 42.2% 20,099 7,888 39.2%
第7類 5,937 3,641 61.3% 5,844 3,489 59.7% 5,878 3,377 57.5%
合計 42,982 16,823 39.1% 43,873 18,229 41.5% 43,179 16,303 37.8%
消防設備士の種類では、特に第4類(甲乙)や第6類(乙のみ)の人気が高いようですが、これらの区分における試験合格率は、概ね30~40%台で推移しているようです。

また、甲乙ともに試験が実施される第4類の合格率を比較してみると、数字の上では、平均すると、やはり甲種の方がやや低い水準で推移していることがわかります。



コレだけは押える!消防設備士受験者のための試験対策情報

試験の合格率も気になるところですが、あなたが取得したいと思っている消防設備士試験の種類によっては受験資格を必要とするなど、一定の条件を満たしていなければ試験を受けることすらできません。

また、消防設備士試験の指定機関は、(財)消防試験研究センターですが、実際に実施する試験自体は各道府県に置かれているセンター支部に任されています。

そのため、各支部によって、試験日や試験会場、願書受付期間等が異なってくる点に注意が必要です。

※ 居住地以外の都道府県でも受験は可能ですが、受験申請は受験を希望される都道府県の支部に申請することになります。

そこで、消防設備士の大まかな試験概要について少しまとめておくので、消防設備士の資格に関心のある方は、下記表を参考にしつつ、必ず各自で受験希望地のセンター支部から最新の試験情報を入手するようにしてください。
甲種 乙種
試験区分 国家試験
試験種類 特類/第1類/第2類/第3類/第4類/第5類 第1類/第2類/第3類/第4類/第5類/第6類/第7類
受験資格 ■特類 … 甲種第1類~3類のうちいずれか1つ、第4類、第5類の3種類以上の免状の交付を受けてい者

■特類以外… 一定の国家資格、学歴、実務経験のうちいずれかに該当する者
特になし
試験日 各都道府県によって異なる[1回~数回 / 年]
受験手数料 5,000円 3,400円
試験時間 特類 ………… 2時間45分
特類以外 …… 3時間15分
1時間45分
試験形式 マークカード方式[4肢択一]
試験科目 ■特類 … 筆記のみ
・消防関係法令
・工事整備対象設備等の構造、機能及び工事又は整備方法
・工事整備対象設備等の性能に関する火災及び防火に係る知識

■特類以外… 筆記
・消防関係法令
・機械、電気に関する基礎的知識
・消防用設備等の構造・機能及び工事・整備 方法

実技(記述式)
・消防用設備等に関する鑑別等
・消防用設備等に関する製図
筆記
・消防関係法令
・機械、電気に関する基礎的知識
・消防用設備等の構造・機能及び整備方法

実技(記述式)
・消防用設備等に関する鑑別等
免除制度 特類 ………… なし
特類以外 …… 試験科目の一部免除あり
試験科目の一部免除あり
合格基準
筆記 … 全体出題数の60%以上、かつ、各科目40%以上
実技 … 60%以上
指定機関
本部:一般財団法人 消防試験研究センター
   〒100-0013 千代田区霞が関1-4-2 TEL:03-3597-0220
※ 各センター支部によって、試験内容が若干異なってくるので要注意!