つまり、必ずしも自分にとって使いやすい(利用しやすい)と思える講座やテキストなどが見つかるとは限らないということです。
そのため、この種の資格試験に慣れていないビギナー受験者の中には、いったいどのようにして対策を行ったらよいのかわからない!という人もいるのではないでしょうか。
そこで、そんな不安を抱えているビギナー受験者のために、受験者数が最も多いDCプランナー2級試験に有効な勉強法を紹介しておくので、勉強法で悩んでいる方は、少し参考にしてみてください。
※ ここで紹介する勉強法は、あくまで一例であり、必ずしもあなたにとって最適な勉強法とは限りません。受験者の立場(習熟度や好み、ライフスタイルなど)によって効果的な学習スタイルは変わってくるので、参考程度としてお受け止め下さい。
※ 参考:第19回(2013年9月8日実施分)DCプランナー2級試験の出題問題数は計45問(基礎編30問 / 応用編15問)
ちなみに、過去の出題例(いわゆる、過去問)を振り返ってみると、基礎編の問題は正誤問題として出題されるケースが多いようです。
国民年金の被保険者に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。 (1)日本国籍を有する30歳の第1号被保険者が海外に居住することになった場合、その者は、国民年金の任意加入被保険者になることができない。 (2)在職老齢年金を受給している66歳の夫に扶養されている58歳の妻は、第3号被保険者である。 (3)第2号被保険者の配偶者で、年間110万円のパート収入がある40歳の妻は、第2号被保険者に該当しない限り、第1号被保険者である。 (4)厚生年金保険の被保険者である18歳の女性は、第2号被保険者である。 |
しかし、どんな問題が出るにせよ、このタイプのマークシート試験は、出題パターンがほぼ決まっているので、試験対策は比較的立てやすいといえます。
そこで、DCプランナー2級試験には、いったいどのような試験対策が有効なのか、ビギナー受験者と中級者以上とに分けて、それぞれが取るべき最も典型的な勉強法を紹介しておきます。

よく、過去問を最初に解いてしまえば、どんな問題が出題されるのか全体像が分かる!といった意見もありますが、この勉強法は、知識ゼロから学ぶビギナー受験者のような方にとっては、あまり得るものはありません。
なぜなら、試験に関する知識がほとんどないので、問題を見ても、その出題レベルや重要なキーワードがどれであるのか理解しがたく、また、そもそも得意・不得意分野を見極める以前の話だからです。
そのため、DCプランナー2級試験で出題される試験範囲や全体像を知りたいのであれば、テキストの目次を確認してしまった方が簡潔に書かれており、解りやすいといえます。
では、ビギナー受験者はいったい何から始めればよいのかということになりますが、それはズバリ基本書であるテキストを、まず最初に読むことです。
最初は意味の分からない専門用語や規則などがいくつも出てくると思いますが、そこで立ち止まらずに、とにかく一度、最初から最後まで深く考えずに通読してください。
意味は分からなくても、一度テキストを読み終えてしまえば、DCプランナー2級試験で出題される内容が、おぼろげながら把握できるはずです。
そして、テキストを読んだら、ここではじめて問題に取りかかるわけですが、ビギナー受験者は闇雲に問題を解いたり、過去問を1問目から順に解くのではなく、できれば分野ごとに分けて学習することをお勧めします。
というのも、知識ゼロの初学者がA、B、C、Dすべての分野をごっちゃに勉強してしまうと、頭がこんがらがってしまうので、それぞれの分野ごとに勉強を勧めた方が、どちらかというとスムーズに頭に入ってくるからです。 幸運(?)にも、DCプランナー2級試験向けの市販教材には、分野別にまとめられた問題集もいくつか販売されているので、わざわざ自分で問題を分野ごとに整理する必要もないので、そのまま市販教材を利用してしまいましょう。 分野別の学習が一通り終わり、各分野の知識が6~7割程、頭に入ったと思ったら、次は過去問に取り掛かります。 この勉強法がビギナー受験者にとって始めやすい、最もオーソドックスな勉強法です。 |


この場合の中級者以上とは、DCプランナーとの関連性があるFPや社会保険労務士、DCアドバイザーなどの資格取得者であったり、実務で年金や退職金に関する業務を行っている方が該当します。
このような方は、既に一定の知識が身に付いているケースが多いので、必ずしもテキスト(基本書)から読む必要はありません。

そこで、問題集をどのように使用するのか、基本的なことをまとめておきます。
まず、分野別の勉強法からですが、先に説明したように、最初にテキストをサラッと読んでしまいます。
一度流し読みしたら、今度は書かれている説明を頭にイメージしながら、再度、ゆっくりと読み進めていきましょう。
そして、テキストを2回程(ほとんど理解できなければもう1回転)回したところで、さっそく分野別問題集に取り掛かります。
おそらく、まだ解けない問題の方が多いかと思われますが、設問文や選択肢に意味のわからない用語や文章が出てきたら、その都度、必ずテキストに戻って知識の確認をしてください。
基本的に分野別の勉強法は、この繰り返しとなります。
そして、この反復学習で問題の意味が6~7割程度理解できるようになったら(まだ5割も理解できていないようなら、できるようになるまで何度も繰り返すこと!)、次の分野に進み、すべての試験範囲の分野が終わるまで繰り返して下さい。
全分野をやり終え、各分野の知識が6~7割程理解できるようになったら、ここで初めて年度別の問題集を使用します。
年度別の過去問は少なくとも直近3~5年分(時間がなくても、最低3年分)は用意するようにして下さい。
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分野別の勉強を一通り終えていれば、それなりに知識は身に付いているはずなので、設問や選択肢の意味は、だいたい度理解できているはずです。
もし仮に、問題の意味がほとんどわからないというのであれば、まだ過去問に取り掛かるには不十分な知識しかないので、再度、分野別の反復練習に戻ってください。
インプット | まず最初に、自分が使いやすいと思えたテキスト(基本書)を1冊購入し、1度通読する。途中、内容が理解できなくてもそれはそれで構わない。(とりあえず、おぼろげでもいいから試験範囲の全体像を把握することが大事!)。 |
アウトプット | 練習問題に取り掛かるとともに、理解できなかった論点は基本書に戻り、知識の定着・再確認を図る(以後、試験範囲すべてが終わるまで、この繰り返し)。なお、問題に取り掛かる際には、大きく2タイプに分けることができる。 タイプ1:〝分野別〟に問題を解いていく方法 タイプ2:〝過去問〟をベースに解いていく方法 |
総仕上げ | 試験範囲すべての知識が一通り身に付いたら、本試験同様、制限時間(2時間30分)を図りながら問題を解く。本番さながらの試験形態を経験しておくことで、時間配分※を意識しながら、溶ける問題から解いていくことに慣れておく。ちなみに、2級DCプランナー認定試験は、出題数に対し試験時間が長い(150分)ため、よほどのことがない限り時間切れで終わるというケースは考えにくいので、必要以上に時間配分を気にすることはないと思われる。 |

![]() 一問一答式問題集などを除き、本試験形式の問題(四択)を解く際には、必ず正解肢以外の選択肢のどこが間違っているのかを確認すること!なぜなら、正解肢以外の選択肢は、形を変えて本試験でで問われるような重要ポイントであることも少なくないため、他の選択肢のどの部分が誤っている(あるいは正しい)のかを正しく理解し、正誤部分を知識として吸収しておくことが、四答択一試験においては重要。 ![]() 試験に対する不安から、とにかく1冊でも多くの教材に目を通した方がよいはず…と考える受験者も少なからずいるが、1度解いたら次の問題集へ…というのではなく、ある程度、期間を置いたら同じ問題集を解き、知識の定着を図ることの方が重要。 ![]() 年金制度は頻繁に変わるので、あまい古いテキストや問題集を使って勉強していると、気付かないうちに間違った知識をインプットしてしまう恐れがある。 |
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(1回) 11,572 |
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(2回) 7,632 |
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(3回) 5,636 |
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(4回) 5,071 |
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(19回) 1,775 |
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(20回) 1,656 |
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(21回) 1,839 |
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(22回) 2,499 |
受験者にとって使用するテキストや問題集は、合否(あるいは、やる気)を左右する重要な役割を担っているわけですが、これまでの試験問題を振り返ってみても、DCプランナー2級試験程度のレベルであれば、難易度はそれほど高くはないので、よほど薄っぺらで中身のないテキストや問題集は別として、基本的にはどの市販教材を使ったとしても、それほど大差ない(もちろん、人ぞれそれ好みの問題などはありますが…)ように思われます。
とはいえ、愛用者の多いテキストや問題集というものは存在します。 それは、きんざい発行のテキストと問題集です。 好みの問題や使用感には個人差があるので、必ずしもすべての受験者に使いやすい教材とはいえませんが、(株)きんざい発行のテキストや問題集さえマスターしておけば、DCプランナー2級試験に合格するだけの実力は確実に身に付きます。 そのため、テキストや問題集選びで迷っている方は、とりあえず、最も無難なきんざい関連の市販教材を購入して勉強することをお勧めします。 |